防腐剤を「入れない」という選択

【美肌ステップ1-56】
美肌のために、知っておきたいこと
化粧品を選ぶとき、
「肌にやさしいものを選びたい」と
思いますよね。
そんなとき、化粧品の成分にも
目を向けてみてください。
毎日のように使っている化粧水や乳液には、
さまざまな成分が配合されています。
その中のひとつが「防腐剤」です。
防腐剤は、
化粧品を腐らせないために
配合されています。
化粧品が腐るのは、
細菌やカビなどの微生物が
繁殖するためです。
そのため、
防腐剤には微生物を殺菌したり、
増殖を抑えたりする働きがあります。
一見すると、
「化粧品を安全に長く使うために
必要なもの」に思えます。
でも、ここで少し立ち止まって
考えてみましょう。
防腐剤が守っているもの、
そして影響を受けるもの
化粧水の主成分は水です。
水は常温に置いておけば、
数日で腐ってしまいます。
それなのに、
一般的な化粧水は開封後も
何か月、何年と腐らずに使えます。
その理由のひとつが、防腐剤です。
私たちの肌には、
もともと「常在菌」と呼ばれる
良い菌がたくさん住んでいます。
常在菌は、
皮膚表面を弱酸性に保ち、
雑菌やカビなどから
肌を守る大切な働きをしています。
防腐剤は微生物の活動を
抑えるものですから、
化粧品を肌に塗ることで、
大切な常在菌にも影響を与えます。
「常在菌について、詳しく知りたい」
と思った方。
以前の記事では、防腐剤と「美肌菌(常在菌)」の関係について、
もう少し詳しくお話ししています。
今回の記事とはまた違った角度から、防腐剤と肌のことを知る
きっかけになると思います。
常在菌が少なくなると、
それまで抑えられていた
悪い菌やカビが増えやすくなり、
肌荒れにつながることがあります。
ニキビの原因となるアクネ菌が増えすぎたり、
カビによるトラブルに
つながったりすることもあるのです。
「肌をきれいにするために
使っている化粧品が、
肌を守ってくれている
菌に影響している」
そう考えると、少し気になりませんか?
「パラベンフリー」なら、
防腐剤フリー?
ここにも、
気づきにくいポイントがあります。
「パラベン無添加」
「パラベンフリー」と
書かれている化粧品を見かけます。
でも、パラベンが入っていないことと、
防腐剤がまったく入っていないことは
同じではありません。
防腐剤にはパラベン以外にも、
フェノキシエタノールなど、
さまざまな種類があります。
また、「防腐剤無添加」と
されている化粧品の中には、
植物の防腐作用を利用して
抗菌しているものもあります。
つまり、
「無添加」という言葉だけを見て
安心するのではなく、
何が無添加なのか、
成分をきちんと確認することが
大切なのです。
「防腐剤を使わない」は、
本当にできるの?
防腐剤を入れなければ、
化粧品は腐ってしまう。
だから、防腐剤は仕方がない……
そんな「必要悪」と考えられています。
実際、私自身も、
過去に合成界面活性剤と防腐剤が
入っていない化粧品を探し続けましたが、
見つけることができませんでした。
そこで考えたのが、
「水が入っているから腐る。
だったら、水を入れなければいい」
という発想でした。
保湿成分を濃縮し、
使うときに手のひらで新鮮な水に溶かす。
こうして生まれたのが、
ヒアルロン酸濃縮化粧液です。
美肌のために
何かを「足す」ことばかり
考えるのではなく、
まずは今使っているものを、
一度見直してみる。
その化粧品は、
何のためにその成分が
入っているのでしょうか?
それは本当に
自分の肌に必要なのでしょうか?
肌本来の力を邪魔しないために、
まず「減らす」という選択肢を知ること。
それも、美肌への大切な一歩なのです。
【第1ステップ: 実は気がついていない、
肌に負担をかけている化粧品をやめる】


