肌の美しさを左右する『表皮』

【美肌ステップ1-44】
前回の美肌ステップ1-43では、
私たちの皮膚がどのような構造になっているか、
その全体像についてお話しました。
今回は、その皮膚の構造の中でも、
肌の美しさを直接左右する
一番外側の層、「表皮(ひょうひ)」について
詳しくお伝えしていきます。
肌は毎日少しずつ生まれ変わりながら、
健やかな状態を保っています。
肌のいちばん外側で働く表皮の仕組みを、
一緒に確認していきましょう。
見た目の美しさを決める「表皮」
皮膚は大きく分けて3つの層からできています。
その中でも私たちが鏡で見た時に
「肌がきれい!」と感じる、
肌の見た目の美しさに最も深く関わっているのが、
一番外側にある「表皮」です。
この表皮をさらに細かく分けると、
表面にある「角質層」と、
その下にある「角質層以下の表皮」に分類されます。
私たちが毎日手で触れているのは、
表皮のほんの表面ですが、
そのすぐ下では、常に新しい肌を作るために、
細胞たちが一生懸命がんばっているのです。
肌が生まれ変わる「28日間のサイクル」
表皮の一番下、真皮との境目には
「基底層(きていそう)」という部分があります。
ここでは、新しい表皮細胞が
次から次へと元気に生まれています。
生まれたばかりの細胞は、
すぐに表面に出てくるわけではありません。
約14日間という時間をかけて、
肌に必要なさまざまな物質を蓄え、
成熟しながら少しずつ上へと
押し上げられていきます。
そして、角質層のすぐ下まで
たどり着いた細胞は「角質細胞」へと変化。
そこからさらに約14日間、
今度は肌の「バリア機能」という大切な役割を担い、
最後は役割を終えて
「垢(あか)」となって自然に剥がれ落ちていくのです。
このように、
新しい細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでの
合計約28日間のサイクルのことを
「ターンオーバー」と呼びます。
肌はこのターンオーバーを絶えず繰り返すことで、
常に健やかで美しい状態を保とうとしているのです。
ターンオーバーが乱れると、
肌はどうなる?
肌のトラブルを抱えている方の多くは、
このターンオーバーのサイクルが
乱れてしまっています。
具体的には、サイクルが早すぎたり、
逆に遅すぎたり、
あるいは表面に出てきた角質細胞が
十分に成熟できていなかったりする状態です。
肌に合わない強い成分や、
負担の大きい化粧品を使い続けると、
肌はダメージを回復しようとして、
本来よりも早く未熟な細胞を
次々と表面に送り出そうとします。
しっかり成熟していない細胞は、
肌を守る「バリア機能」を
十分に果たすことができません。
その結果、乾燥や刺激を受けやすくなり、
さらに肌トラブルを
繰り返しやすくなってしまうのです。
だからこそ、
まずは肌に負担をかけるのをやめて、
この28日間の自然なリズムを
整えてあげることが大切です。
それが、肌本来の力を育て、本物の美肌へ近づく第一歩になるのです。
角質層は、肌を守る大切なガードマン
表皮の中でも、
最後にバリア機能を担う「角質」は、
肌を守るためのとても重要な存在です。
「角質ケア」というと、
剥がしたり取り除いたりすることを
イメージしがちですが、
実はこの角質がきちんと成熟し、
整っていることこそが、潤いを保ち、
刺激に負けない健やかな肌を育てる鍵となります。
角質層は、乾燥や摩擦、紫外線など、
外的刺激から肌を守る
『壁』のような存在。
角質の重要性については、
また改めて詳しくお伝えしますね。
今のスキンケアが、
この繊細な表皮の生まれ変わりを
邪魔していないか、
一度立ち止まって見直してみませんか?
肌が本来持っている
「自ら美しくなる力」を信じて、
まずは負担を取り除くことから
始めていきましょう。
【第1ステップ: 実は気がついていない、
肌に負担をかけている化粧品をやめる】


