美肌ステップ ~第5ステップ-6~

【第5ステップ-6】
ストレスに負けない体と肌を作る!
~自律神経を整える実践法~
「心の乱れは肌の乱れ」――これは
私自身の体験から得た、確かな実感です。
私も、逃げ場のない大きなストレスに
直面したことがありました。
夜も眠れず、胸がつかえるような感覚、頭痛、動悸、
吐き気、食欲不振、急激な体重減少、
そして肌は荒れ果て、顔色はどす黒く、目の下にはクマ、
吹き出物も次々と出現。
見た目にも精神的にもボロボロの状態でした。
「本当にストレスってもろに肌に来るんだな。」と
人ごとのように思いました。
夜中うとうとしても、大量の寝汗で目が覚めました。
この時、私の体の中では何が起きていたのでしょうか?
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ストレスが自律神経と肌を壊すメカニズム
強いストレスを受けると、
まず脳の視床下部がコルチゾールの分泌を促します。
これは血糖を維持し、ストレスに対応するための
重要な反応です。
しかしこの状態が長く続くと、コルチゾールは枯渇。
すると代わりにアドレナリンが分泌され、
さらに視床下部に負担がかかり、
自律神経が乱れてしまいます。
視床下部は
甲状腺ホルモンや女性ホルモンの調整も担っているため、
ホルモンバランス全体が崩れ、肌荒れ、冷え、不眠、
気分の落ち込みへとつながります。
夜中にアドレナリン作用のため寝汗をかきます。
アドレナリン過剰はたんぱく質の異化(分解)を進め、
腸の粘膜が菲薄化し、リーキーガットを引き起こします。
そこに栄養不足とミトコンドリア機能低下が加われば、
まさに“負のスパイラル”です。
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ストレス状態だった時の私の検査結果
• 血液検査:活性酸素++、副腎疲労、
たんぱく異化亢進、甲状腺機能低下、
ビタミンD・亜鉛・消化酵素の低下
• 唾液コルチゾール:朝は異常高値、午後〜夜は低い、
DHEA低値(副腎疲労ステージ2〜3)
• 有機酸検査:ミトコンドリア機能不全、炎症、
ビタミンB低下、毒素・カンジダ+
• GI-MAP:ピロリ菌+、日和見菌減少、
善玉菌と悪玉菌の不均衡、消化酵素低値、
グルテン不耐性、免疫力低下
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私が実践した“自律神経リセット”習慣
• 食後高血糖予防のため、食事は
「野菜→たんぱく質・脂質→(20~30分待つ)炭水化物」
の順番で
• 低血糖予防のため、空腹になる前に野菜スティックや
極小おにぎり、甘栗等の補食
• スイーツは食べない
• 食後すぐに軽い運動
(ウォーキング、ダンス、スクワットなど30分)
• アルコールを断つ
• 不安が強い時は深呼吸
• ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
• 夜は瞑想、睡眠導入音楽、自然音を活用し、
睡眠の質を確保
• どうしても眠れない時はメラトニンサプリ
• 朝はUVカットフィルムを貼った窓越しに
朝日を5分浴びる
この生活を続けることで、
少しずつ心も体も回復していきました。
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回復を支えたサプリメントたち
これらを検査値に基づいて、段階的に使い分けました。
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まとめ:ストレスを“ゼロ”にするのではなく、
“乗りこなす”
自律神経は、生活・感情・ホルモン・腸・肌
――すべてに関係しています。
逃げることができるストレスは逃げればいい。
例えば学校や職場を替えるとか、
DVのパートナーから逃げるとか。
私の身に起こったことは逃げられないストレス。
多くの人が逃げられないストレスによって
身体が悲鳴をあげているのだと思います。
逃げられないストレスと共に生きるために必要なのは、
「心と体を整える術を持つこと」。
ストレス対処については
ステップ5-9でも詳しく考察します。
あなたもきっと、自分に合った“整え方”が見つかります。
次回は、腸内環境を整える私の実践法をお伝えします。
肌と心を軽くして、一緒に前へ進んでいきましょう。