夏に臭わない方法2
【夏に臭わない方法2】
前回は、暑い時にでる汗の臭いを
防ぐ方法をお伝えさせていただきましたが、
今回はいわゆる
「ワキガ」について
お伝えさせていただきます。
暑い時に出る汗は
「エクリン汗腺」から分泌され、
99%が水分で
少しの塩分やミネラルが
含まれている汗です。
一方、ワキガの原因となる汗は
「アポクリン汗腺」から分泌され
水分の他、脂質やたんぱく質等も
多く含まれている汗です。
この汗が細菌に分解されると
あの独特な臭いを発するようになります。
ワキガは遺伝的なものです。
親が「アポクリン汗腺」を持っていると
子供もワキガの体質で生まれてきます。
アポクリン腺は脇だけでなく
乳輪周り、陰部、外耳道にも存在しますので、
耳垢がべたべたしている方は
ワキガの体質だと判断できます。
夏には通常の汗と同様、
アポクリン腺からの汗も
多くなり
臭いが気になりますね。
できるだけ臭わないようにするには
どうしたら良いのか。
まずは通常の汗と共通するのは
以下の2つです。
①着る物は綿100%で、ゆったりとした通気性の良いものにする。
②朝お風呂やシャワーを浴びる
ワキガの場合は、
汗自体に脂質も含まれているので
塗れたハンカチで拭いただけでは
臭い物質は取れません。
だからと言って
抗菌剤を含むデオドラントシートを使うと
常在菌のバランスが崩れ
臭いがもっときつくなることもあります。
石鹸水を付けたタオルで拭いた後、
濡れタオルで拭くのが有効です。
その他に気を付けるべきことは
食生活です。
腸内環境が良いと
ワキガ臭が弱くなります。
腸内環境を良くするには
〇ゆっくり噛んで腹八分目
〇食品添加物を避ける
〇生野菜、果物を食べる
〇肉や乳製品を少なめに
メニュの一番左(スマホの方は一番上)の
お肌磨き研究所をクリック
↓
美肌になる食生活で出てくる一覧をご覧ください。
腸内環境が整うまで
待てない方は
まずは肉、乳製品の摂取頻度を
少なくしましょう。
肉や乳製品を食べると
消化時に臭い物質が発生し、
アポクリン腺からも
皮脂腺からも
臭いが発生するので、
それらを出来るだけ食べないだけでも
ワキガ臭を減らすことができます。
また、前回の「暑い時の汗」でお伝えした
ボトックス注射は
ワキガにも有効です。
すっかり臭いがなくなるわけではありませんが
だいぶ軽減します。
脇の脱毛をすることでも
ワキガ臭が軽減します。
アポクリン腺からの汗が
毛にまとわりついて、
細菌に分解される環境を
減らせるので
臭いの軽減になります。
剃るだけだと
皮膚の下に毛が残っているので
臭いはそんなに変わりません。
また、毛を抜いてしまうと
毛穴に炎症がおき
菌の繁殖が促進されるので
なおさら臭いがきつくなります。
専門の医療機関で
脇のレーザー脱毛をすることをお薦めします。