あんた、私にテニスをするな!っていうの?
【あんた、私にテニスをするな!っていうの?】
お肌について
いろいろな問い合わせをいただきます。
世の中には
お肌に悩んでいる方が
たくさんいらっしゃって
少しでもそんな方々のお役に立てたら
うれしいな~と思っています。
お肌についての相談ごとだけでなく
辛辣なご意見をいただくこともあります。
ここ最近は日焼け止めに関する
お問い合わせを多くいただきます。
「あんた、私にテニスをするな!っていうの?」
とのメールを先日いただきました。
「あんたは、日焼け止めを塗らないで
帽子と日傘をしろと言うけれど、
そんなことしてたら
私の趣味のテニスなんかできないじゃない!」
似たようなお問い合わせも
多数いただくので、
この場で少し
お話しさせていただきます。
私は全員に
日焼け止めを塗るな。
とは言っていません。
お肌が弱い方は
塗ると皮膚の構造が壊れて
乾燥肌やニキビの原因になるから
やめた方が良いと言っているのです。
外のスポーツをしたい方は
是非おやりになってください。
日焼け止めをどうぞ塗ってください。
もし肌の調子が悪くなったら
日焼け止めが原因かもって
気が付いて下されば良いのです。
日焼け止めが原因とわかった時点で
選択をすればよいのです。
日焼け止めを塗らないで
外でスポーツをして日焼けをするのか。
日焼け止めを塗って
肌の調子が悪いのを我慢するのか。
日中はやめて、
日焼け止めが必要ない夜にするのか。
外のスポーツの代わりに
屋内のスポーツにするのか。
ご自分で選択してください。
私は、職業上
絶対に日焼けをしてはいけないので
外のスポーツをしません。
本当は、テニスもしたいし、
太陽の下を走り回りたいです。
海も大好き。
スキューバーダイビングの免許もあるので
潜りたい。
でも、やらない。
日焼け止めを塗れない弱い肌の私が
皮膚科医をやっている以上
やらないという選択になります。
生きていくうえで
何が一番大事かですよね。
屋外スポーツが大事で
お肌に興味がない方は、
太陽と仲良くすればいいと思います。
屋外スポーツもお肌も、
両方とも完璧にというのは無理です。
お肌が強くて
日焼け止めも問題なく塗れる方でも
帽子や日傘等で物理的に
紫外線を遮断しなければ
紫外線はお肌に必ず入るからです。
私の娘は中学生の時
「日に当たらないバレーボール部に入るね」
と選択しました。
紫外線、化粧品、日焼け止めの害について
母親の私を見て
敏感に感じ取っていたのでしょう。
高校では走る楽しみを見つけたようで
陸上部に所属しました。
娘は日焼け止めを塗ると
肌がガサガサしてニキビができます。
わかっていて、
日焼け止めを塗るという
選択をしました。
大学ではスキー部に入りました。
やはり日焼け止めを塗ると
肌の調子が悪くなります。
原因がわかっているから
問題にならないようです。
みなさんも、
ご自分で選択してくださいね。