20年間、肌荒れに悩み続けた私が気づいたこと

【美肌ステップ1-42】
「すっぴんの方がきれい」
最近、そんな嬉しい言葉を
かけていただく機会が増えました。
鏡を見るたびに
ため息をついていた頃の私からすれば、
信じられないような変化です。
でも、その変化の裏には、
約20年というあまりにも長い
「肌荒れとの戦い」がありました。
プロフィールでも綴っていますが、今回はあらためて
私自身の肌荒れ克服の経験をお伝えすることで、
同じように肌で悩んでいる方にとって、
解決へのヒントになれば嬉しいです。
初めての「スキンケア」
私の肌トラブルの歴史を振り返ると、
その始まりは大学入学時にまで遡ります。
中学・高校時代の私は、
肌悩みとはまったく無縁の生活。
顔のお手入れといえば、水でさっと洗うか、
たまに石鹸で洗う程度。
特別なことは何もしていませんでしたが、
それで十分でした。
そんな私の生活が一変したのは、
医学部に入学し、軟式テニス部に入部してから。
当時は部活動に打ち込み、
肌は真っ黒に日焼けしていました。
部活の先輩たちが「どの化粧品がおすすめ?」
「あの日焼け止めがいいよ」と
美容話に花を咲かせているのを耳にして、
私は初めて
「基礎化粧品」や「日焼け止め」という存在を
意識するようになります。
「私もきちんとお手入れをしなきゃ」
そう思い、近くのスーパーの化粧品コーナーへ。
そこで声をかけてくれた
美容部員さんに勧められるまま、
当時の私にはかなり高額な化粧品を
シリーズ一式で購入することに…
今思えば、それが長い迷走の始まりでした。
突然あらわれたニキビ
最初の異変は、試験期間の徹夜が続いていた頃。
これまで経験したことのないようなニキビが、
顔中にポツポツと現れ始めました。
「試験が終わって、ゆっくり眠れば治るはず」
そんな願いを込めてたっぷり睡眠をとっても、
ニキビは良くなるどころか、勢いを増すばかり。
「ニキビができるのは、洗い方が足りないからだ」
頑なに思い込んだ私は、ニキビを消したい一心で、
毎日一生懸命に顔をごしごしと洗いました。
しかし、
良かれと思って続けたそのケアに比例するように、
顔にはニキビだけでなく、シミまでもが
少しずつ増え始めてしまったのです。
「自分の肌」が言うことを聞かない
肌荒れが改善しないまま大学を卒業し、
私は皮膚科医になりました。
待っていたのは身を削るような研修医時代。
毎日が怒涛のように過ぎ去り、
睡眠時間はわずか3時間ほど。
朝食を食べたあと、次の食事は夜中
──そんな生活が続いていく中で、
肌の状態はさらに悪化していきました。
ついにはニキビの域を超え、顔全体が赤く腫れ上がり、
耐えがたいかゆみに襲われるようにまでなったのです。
「皮膚科医のくせに、その顔をどうにかしなさい」と、
親や親戚に責められることもありましたが、
当時の私は、「ストレスのせいだから仕方がない」と、
なかば開き直ることでしか、
心を守ることができませんでした。
その後、肌荒れとの戦いは、じつに15年にも及びます。
私には皮膚科医としての知識があり、
患者さんを治療する術も知っているはず。
それなのに、
自分の肌だけがどうしても思うようにならない──。
専門家としての自負と、目の前の現実。
その矛盾と強い自己否定感の狭間で、
私は長く苦しい時間を過ごしていました。
「犯人は化粧品だった」という気づき
そんな肌荒れとの戦いが始まってから
15年が過ぎたある日。
私は、衝撃的な事実に突き当たりました。
「もしかして、
毎日使っていた化粧品が原因なのでは?」
すがるような思いで、
「肌にやさしい」と言われる「無添加化粧品」を
片っ端から試しました。
しかし、どんな無添加化粧品を使っても
私の肌は無情にもかぶれ続け、
一向に改善しなかったのです。
「無添加化粧品って、一体何なんだろう?」
心に湧き上がった大きな疑問を解き明かすため、
私はそこから猛烈に化粧品の成分について
勉強を始めました。
そこで愕然としたのは、
成分を詳しく読み解いていくうちに、
「自然派」や「無添加」を謳う化粧品の多くが、
『自然でも無添加でもない』という事実でした。
多くの化粧品に含まれる化学成分こそが、
長年私の肌を傷つけていた真の原因だったのです。
皮膚科医として知識を持ちながら、最も大切な
「肌に触れるものの真実」を知らなかった──。
その事実に愕然とすると同時に、
医師としての使命感がかつてないほど強く込み上げて、
私の本当の戦いはここから始まりました。
自分の顔を実験台に
どんな化粧品も信じられなくなった私は、
「世の中に本当の無添加化粧品が存在しないのなら、
自分で作るしかない」と腹をくくりました。
「本当の無添加化粧品を作ることこそが、私の使命だ」
そう一念発起し、化粧品に配合する成分を
徹底的に精査する日々が始まりました。
納得のいくものを作るため、
私は自分自身の顔を実験台にして、
気になる物質があれば自分の肌に塗り、
反応を確かめる。
時には顔がパンパンに腫れ上がり、
外に出られなくなることもありましたが、
そんな試行錯誤を数年間繰り返したのです。
そうしてようやく完成したのが、
化学成分を一切排除した「本当の無添加化粧品」です。
20年間、私を苦しめ続けた肌荒れは、
この「本物の無添加化粧品」を使うことで、
驚くほど簡単に改善していったのです。
あんなに遠回りをした答えは、
とてもシンプルなところにありました。
一生モノの健やかな素肌を
自分の肌を実験台にして作り上げたこの化粧品は、
今では私だけのものではなく、
全国の肌荒れに悩む多くの方々のもとへ
届けられるまでになりました。
これまでの全ての経験を経て、
私は今、確信を持ってお伝えします。
「あなたのその肌荒れも、
今お使いの化粧品が原因かもしれません」
「何を使ってもダメだった」と諦める前に、
まずはこの事実に気づいてほしいのです。
肌荒れには、必ず原因があります。
そして、正しく対処すれば、肌は必ず応えてくれます。
一人でも多くの方にこの真実を届けるべく、
私はこれからも発信を続けていきます。
もちろん、肌荒れの原因は一つではありません。
食事、睡眠、ストレス、生活習慣等──肌は、
さまざまな要素が複雑に絡み合って成り立っています。
これらすべてが、
「本物の肌」を育てる大切なステップです。
20年もの間さまよい続けた私でも、
変わることができました。
今、肌のことでつらい思いをされている方も、
正しく向き合うことで変わっていけると信じています。
私の経験と知識を、
これからも分かりやすい言葉で届けていきます。
一緒に、一生モノの健やかな素肌を目指して、
一歩ずつ歩んでいきましょう。
【第1ステップ: 実は気がついていない、
肌に負担をかけている化粧品をやめる】
