肌の自然治癒力の育て方

【美肌ステップ1-38】
「一生懸命スキンケアをしているのに、
なかなか肌がきれいにならない……」
そんなふうに感じたことはありませんか?
私たちの肌には本来、
自らきれいになろうとする力(自然治癒力)が
しっかりと備わっています。
今回は、肌が持つ本来の力を引き出すために
知っておきたい「肌の基礎知識」について
お伝えしていきます。
多くの方が無意識にやってしまっている
「肌に負担をかける習慣」を見直して、
肌の自然治癒力を信じるケアを一緒に
考えていきましょう。
体の「守る力」を邪魔していませんか?
まず、身近な「風邪」を例に、
人間の自然治癒力について考えてみましょう。
風邪をひいたときに熱が出たり、
咳や鼻水が出たりするのは、
体がウイルスをやっつけよう、
追い出そうと頑張っている「防御反応」です。
でも、こうした症状がつらくて、
すぐに薬で抑えてしまうことはありませんか?
熱を下げ、咳や鼻水を無理に止めると、
ウイルスはいつまでも体にとどまり、
結果として治りが遅くなってしまうこともあるのです。
これと肌も全く同じです。
肌は本来、自分で潤う力を持っています。
ところが、良かれと思って
「肌に負担となる成分」を含む化粧品を塗り、
肌をビニールの膜のような成分で覆ってしまうケースが
少なくありません。
その結果、お肌が本来持っている「自ら潤う力」が
発揮できなくなっているのです。
美肌への第一歩は、あれこれ付け足すことではなく、
まず人間の自然治癒力を信じることから始まります。
知っておきたい肌の「三構造」とその役割
肌の力を信じるためには、
皮膚がどのような仕組みで動いているかを
知ることが大切です。
皮膚は大きく分けて、
外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という
3つの層でできています。
● 表皮(ひょうひ):肌のガードマン
表皮の主な役割は「保護作用」です。
外側から異物や化学物質が入り込むのを防ぐと同時に、
体内の水分が蒸発するのを防ぎ、
潤いを保つという非常に重要な役割を担っています。
● 真皮(しんぴ):ハリと弾力の源
表皮の下にある真皮は、
肌の弾力やハリを保つ役割を持っています。
美肌に欠かせない「コラーゲン組織」が存在するのも、
この真皮層です。
● 皮下組織(ひかそしき):
クッションとエネルギー貯蔵
一番深いところにある皮下組織は、
脂肪細胞が中心となってクッションのように
外部からの衝撃を吸収します。
また、エネルギーを蓄える役割も果たしています。
これら3つの層がそれぞれの役割を全うすることで、
健康で美しい肌が保たれます。
この構造を理解し、肌本来の働きを邪魔しないことが
「美肌への道」の基本となります。
肌の自然治癒力を妨げる「負担」の正体
肌をきれいにしようとして使っている化粧品が、
実は肌のバリア機能を壊し、
老化を早めている原因かもしれません。
特に注意が必要なのは、以下のような成分です。
肌のためにと思って取り入れているもの中に、
肌を疲れさせているものがないか
チェックしてみましょう。
避けるべき「肌に負担をかける成分」
合成界面活性剤: 肌のバリアを壊す可能性があります。
防腐剤: 常在菌のバランスを崩すことがあります。
合成ポリマー: 肌をビニールのように覆い、自然な呼吸や代謝を妨げます。
その他: 合成着色料、香料、ナノ粒子など。
まずは、こうした負担を
少しずつ減らしていくことが大切です。
今日から始める
「肌に負担をかけない」生活習慣
肌の自然治癒力を高めるためには、
外側から与えすぎるケアを手放し、
内側から整えていくことです。
● やさしく整える洗浄と保湿
洗浄には、肌に優しい「無添加石鹸」を選びましょう。
また、クレンジングも合成界面活性剤を含まない、
オリーブオイル、ツバキオイル、ホホバオイル、
スクワランといった
天然のオイルを活用するのがおすすめです。
保湿も、防腐剤の入っていない手作り化粧水や、
馬油、アルガンオイル、ローズヒップオイルなどの
天然オイルでシンプルに整えるのが理想的です。
● 体の内側から整える
肌は毎日の積み重ねでつくられています。
腸内環境を整える: 醗酵食品を取り入れましょう。
良質な睡眠と運動: 肌の再生を助けます。
食生活の見直し: 食品添加物、トランス脂肪酸、
農薬を避け、腹八分目を心がけます。
ストレスをためない: 心の状態は肌に直結します。
自分の肌を信じてあげましょう
今まで当たり前だと思っていたスキンケアを
手放すことは、少し勇気がいるかもしれません。
最初のうちは乾燥やつっぱりを感じて
不安になることもあるかもしれませんが、
それは肌が自ら潤う力を取り戻そうとしている
サインです。
肌は、私たちが思う以上に賢く、力強いものです。
「肌の自然治癒力」を信じて、
やさしく整えていくケアを始めてみませんか?
「本物の肌を育てる」ために、
まずは今日から、自分の肌に負担をかけているものを
一つずつ減らしていくことから始めてみましょう。
【第1ステップ: 実は気がついていない、
肌に負担をかけている化粧品をやめる】

