肌を守る本当の紫外線対策

【美肌ステップ1-33】
「美肌のために、日焼け止めは欠かせない」
───そう信じて、
毎日きちんと紫外線対策をしている方が
多いのではないでしょうか。
ただ気をつけたいのは、
その対策のやり方によっては、
かえって肌に負担をかけてしまい、
バリア機能を弱めてしまう恐れがあるという点です。
今回は、健康で美しい素肌を育てるための、
正しい紫外線対策についてお伝えしていきます。
「日焼け止め」でお肌が荒れる?
お肌の調子が良くなってきたのに、
日焼け止めを使ったことで
再び肌トラブルが起きてしまう…
実は、このようなケースは少なくありません。
特に紫外線が気になる季節になると、
「日焼け止めを塗るようになってから、
お肌の調子が変わってしまった……」と
お悩みの方が増えてくるのです。
では、なぜ日焼け止めが
お肌の負担になってしまうのでしょうか。
それは、日焼け止めに含まれる成分が、
お肌の構造そのものに負担を
かけてしまうことがあるからです。
せっかく整ってきたお肌でも、
日焼け止めを塗ったことで皮膚構造が壊れ、
再び改善するまでに何ヶ月もの歳月を
要することさえあります。
まずは、
「日焼け止めを塗ることが
必ずしも美肌への近道ではない」という事実を、
正しく知ることから始めていきましょう。
「子供用」という言葉に惑わされないで
ドラッグストアに行くと、
「赤ちゃん用」「子供用」「石鹸で落とせる」といった、
一見お肌に優しそうな日焼け止めが数多く並んでいます。
さらっとした使い心地のジェルタイプなどは
特に人気がありますが、
実はその「中身」には注意が必要です。
たとえば、
代表的な「子供用」とされる日焼け止めの
成分を見てみると、
次のような成分が含まれていることが分かります。
■ 紫外線吸収剤
(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、
オクチルトリアゾンなど)
■ 合成界面活性剤
■ シリコン、防腐剤
これらは、
お肌に負担をかける可能性のある化学成分として
知られているものです。
特に「紫外線吸収剤」は、
受けた紫外線を吸収して化学変化を起こすことで
紫外線を防ぐ仕組みのため、
お肌への刺激が非常に強いのが特徴です。
「子供用だから安心」
「さらっとしていて使いやすい」という
宣伝文句だけで選ぶのではなく、
その中身にどのような成分が使われているかを知る事が、
お肌を守るためにはとても大切なことなのです。
日焼け止めでは「シワ・たるみ」は防ぎきれない
「紫外線を防ぐ=日焼け止めを塗る」と
考えている方がほとんどですが、
SPF50+やPA++++といった強力な日焼け止めでも、
紫外線を100%カットすることはできません。
紫外線には
UVA(A波)とUVB(B波)の2種類があります。
■ UVA(紫外線A波): 皮膚の深い部分にある
「真皮(しんぴ)」まで届きます。
■ UVB(紫外線B波): エネルギーが強く、皮膚が赤くなる炎症やシミ、皮膚がんの原因になります。
真皮には、
お肌の弾力を支える「コラーゲン」や「エラスチン」、
水分を抱え込む「ヒアルロン酸」などが存在しています。
UVAを浴び続けることで、
こうした成分が変形したり減少してしまうと、
深いシワやたるみが生じる原因になります。
日焼け止めを塗っているからと油断して、
無防備に太陽の下を歩いていれば、
防ぎきれなかった紫外線の影響を受けて、
少しずつシワやたるみが作られていくのです。
日焼け止めの成分が引き起こす「老化」の真実
日焼け止めには大きく分けて
「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の
2種類がありますが、
それぞれに注意しておきたい側面があります。
■ 紫外線吸収剤
紫外線を防止する力は高いものの、肌への刺激が強く、
厚生労働省によって配合量に上限が設けられています。
■ 紫外線散乱剤
「ノンケミカル」と呼ばれ、酸化チタンや酸化亜鉛で、
お肌の表面で紫外線を反射させる仕組みです。
吸収剤よりは負担が少ないとされていますが、
最近の製品では、白浮きを防ぐために成分を
「超微粒子化」しているものが多くなっています。
この超微粒子が、お肌のバリア機能を
通り抜けてしまう可能性が指摘されており、
肌トラブルの原因になることもあると考えられています。
さらに、散乱剤自体が紫外線を浴びることで、
お肌に有害な「活性酸素」を発生させるという
側面もあります。
■ さらに深刻な「乳化剤」の存在
さらに見過ごせないのが、
どちらのタイプにも「乳化剤」として
合成界面活性剤が配合されていることです。
紫外線防止のための化学物質と合成界面活性剤、
この両方の影響によって、お肌の構造は壊され、
結果として肌老化を加速させることになってしまうのです。
究極の紫外線対策
お肌を壊さずに紫外線から守るために、
最も効果的な方法は
「物理的に紫外線を浴びないこと」です。
日焼け止めという化学成分に頼るのではなく、
次のようなアイテムを活用しましょう。
■ 帽子
■ 日傘
■ UVカットマスク 等
日差しの強い時間帯に外を歩く必要があるなら、
日焼け止めを塗るよりも、帽子をかぶり、
日傘をさす方がお肌への負担は圧倒的に少なくなります。
また、紫外線が非常に強い時間帯の外出を避けるといった
スケジュール調整も、立派な紫外線対策です。
どうしても何か塗る必要がある場合には、
使用するのも一つの手です。
しかし、その場合でも
「帽子や日傘などで物理的に覆うこと」が
基本であることに変わりはありません。
本物の肌を育てるために
紫外線は確かにお肌の大敵ですが、
それを防ごうとしてお肌そのものを壊してしまっては
本末転倒です。
日焼け止めの成分が、
どのようにお肌に影響を与えるのかを正しく理解し、
宣伝のイメージだけに振り回されないことが大切です。
帽子や日傘を上手に活用し、
お肌のバリア機能を守りながら、
内側から輝く「本物の肌」を育てていきましょう。
【第1ステップ : 実は気がついていない、
肌に負担をかけている化粧品をやめる】


