本当にやさしい無添加石鹸

【美肌ステップ1-27】
前回は「肌を育てるオイルクレンジング」について
お届けしました。
クレンジングでメイクをやさしくオフしたあと、
次に行うのが「洗顔」です。
この洗顔こそが、美肌の土台を左右する、
とても大切なステップ。
このステップを「肌を育てる時間」に変えてくれるのが、
他でもない「石鹸」です。
今回は、私が長年こだわり続けてきた
「本当にお肌にやさしい石鹸」 について、お伝えします。
なぜ「洗顔フォーム」ではなく「石鹸」なのか?
ドラッグストアに行くと、
たくさんの「洗顔フォーム」が並んでいますよね。
「弱酸性でお肌にやさしい」
「保湿成分たっぷり」
そんな言葉に、つい手が伸びてしまう気持ち、
とてもよくわかります。
でも、ここで少し立ち止まってみましょう。
これまでにもお伝えしてきましたが、
多くの洗顔フォームの主成分は「合成界面活性剤」です。
これは、食器用洗剤などにも使われる洗浄力の強い成分。
毎日使い続けることで、お肌のバリア機能をゆるめ、
本来持っている「肌が自らうるおう力」を
奪ってしまう可能性があります。
一方で、昔ながらの「固形石鹸」は、
天然の油脂から作られた 「天然の界面活性剤」。
お肌の構造を壊すことなく、必要なものは守りながら、
汚れだけをやさしく落としてくれる
とても優秀な洗浄料です。
だから私は、美肌を目指すすべての方に、
洗顔フォームではなく「無添加石鹸」での洗顔を
おすすめしています。
ただ、ここでひとつ知ってほしい大切なことがあります。
『無添加石鹸』といっても、
どれも同じというわけではないのです。
秘密は「作り方」にあり!
無添加石鹸には、主に「釜炊き法」「中和法」、
そして「冷製法(コールドプロセス)」という
作り方があります。
この中で、
お肌へのやさしさをいちばん大切に考えたとき、
群を抜いて素晴らしいのが「冷製法」です。
冷製法の石鹸がやさしい理由は、
こんなところにあります。
・加熱しないため、油脂が酸化しにくいこと
・製造過程で、天然の保湿成分「グリセリン」がたっぷり生まれること
・あえて油脂を少し残すことで、洗い上がりがしっとりマイルドになること
冷製法は、完成までに時間も手間もかかるため、
大量生産には向いていません。
でもその分、ひとつひとつ丁寧に、
お肌への思いやりがぎゅっと詰まった石鹸が
出来上がるのです。
成分表示で「本物」を見抜く方法
では、どうやって「冷製法」の石鹸を
見分ければいいのでしょう?
その手がかりは、パッケージの裏にある
「全成分表示」 にあります。
ぜひ、一度チェックしてみてください。
◎ ひとつの目安になる表示
「オリーブ油」「パーム油」などの油脂の名前と、「水酸化Na」 がきちんと書かれているもの。
これは、油脂から丁寧に石鹸を作っている
ひとつのサインです。
△ 少し注意して見たい表示
「石鹸素地」「カリ石ケン素地」とだけ書かれているもの。
これは、すでに出来上がった石鹸の素を使って作られているという意味になります。
無添加であっても、洗浄力が強めになりやすく、お肌の乾燥につながってしまうこともあります。
「冷製法」と明記されているものを選ぶのが、
いちばん分かりやすい方法ですが、
成分表示を少し意識して見るだけでも、
石鹸選びは、ぐっとレベルアップしますよ。
究極のチェック方法!
「pH」を自分の目で確かめる
「冷製法」の石鹸の中でも、
さらにやさしさのレベルは異なります。
その決め手となるのが「pH(ペーハー)」です。
お肌にやさしい石鹸のpHは、8~9程度の弱アルカリ性。
高くても pH10くらいまで が、ひとつの目安になります。
これ以上アルカリ度が高くなると、
洗浄力が強くなりすぎて、
お肌に必要なうるおいまで洗い流してしまいます。
「でも、pHなんてどうやって調べるの?」
そう思いますよね。
これは、ネット通販やホームセンター等で購入できる
「pH試験紙」で調べることができます。
使い方はとても簡単。
気になる石鹸を泡立てて、
その泡に試験紙をそっとつけてみてください。
色が変わったら、
パッケージに付いている比色表と見比べるだけで、
おおよそのpHを知ることができます。
ぜひ、今お使いの洗顔料のpHを測ってみてください。
「お肌にやさしい」と信じていたものが、意外と高いpHかもしれません。
情報を鵜呑みにせず、自分の目で確かめ納得して選ぶこと。
それが、理想の素肌を育てる一番の秘訣です。
美肌を作る「正しい洗顔方法」のおさらい
最高の石鹸を手に入れても、間違った洗い方では、
その良さを十分に活かせません。
最後に、美肌を育てるための洗顔方法を、
一緒におさらいしてみましょう。
1. 泡立てネットで濃密な泡を
泡立てネットを使い泡をつくります。逆さにしても落ちないくらいの、
もっちりとした泡が理想です。
2.「泡」で洗う
指が肌に触れないように、泡のクッションで顔を包み込むようやさしく洗います。
ゴシゴシ洗いは、
シミや乾燥の原因になるのでやめましょう。
3. 時間は1分以内が目安
泡が顔にのっている時間は、長くても1分まで。それ以上続けてしまうと、
必要なうるおいまで奪われてしまいます。
4. 「少し冷たい」ぬるま湯で
すすぎは、体温より少し低い、20~25℃くらいのぬるま湯が理想的。
熱いお湯は、肌の保湿成分を流しやすくしてしまうため
注意が必要です。
また、シャワーを直接顔に当てるのも刺激が強いので、手ですくってやさしく流しましょう。
洗顔は、毎日欠かさない習慣だからこそ、
ほんの少しの違いが積み重なり、
数年後のあなたを支える揺るぎない肌を
育ててくれるはずです。
今回のお話が「肌も心もしっくりくる洗顔」に
出会うきっかけとなればうれしいです。
【第1ステップ : 実は気がついていない、
肌に負担をかけている化粧品をやめる】


