その口紅、本当に大丈夫?

【美肌ステップ1-12】
知っておきたい「香料・着色料」のこと
普段の暮らしの中で手にする、
鮮やかな赤やピンクのリップやチーク。
そして、ふんわりいい香りのする化粧水やクリーム。
気分を上げてくれる魅力的な存在かもしれませんが
――その裏側で、肌には思わぬ負担が
かかっていることをご存じですか?
着色料って?
成分表示では「赤色◯号」「黄色◯号」といった名前で
表記される合成のタール色素。
もともとは石油からつくられたもので、
食品では使用が制限されている色素でも、
化粧品には許可されていることがあります。
着色料のリスク
◎口紅を通して、食事や会話のたびに少しずつ
体内に入り込む可能性がある
◎色ムラを防ぐために、
合成界面活性剤や溶解剤などが
一緒に使われることも多い
◎肌に残りやすく、敏感な方ではトラブルの
原因になることも
つまり、美しい発色を支える裏側には、
肌や体に余計な負担となる成分が
重なっていることがあるのです。
香料って?
化粧品に入っている香料は、
人工的につくられた合成香料だけでなく、
天然の精油が使われることもあります。
「いい香りだから気分が上がる」と選びたくなりますが、
肌にとっては“ 不要な刺激 ”に
なってしまうことがあります。
香りを楽しむためだけに加えられる成分も、
肌にとって本当に必要なのかどうか、
一度立ち止まって考えることが大切です。
香料のリスク
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◎アレルギーやかぶれ、赤みの原因になることがある
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◎敏感肌やアトピー体質の方には特に刺激になりやすい
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◎「無香料」と書かれていても、
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実際にはマスキング香料(別の香りでごまかす成分)が
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入っていることも
「香りつきの化粧水を使ったら、
逆に肌荒れしてしまった」という声は
少なくありません。
「天然=安心」とは限らない
ナチュラルやオーガニックをうたった商品でも、
合成着色料や香料が含まれている場合があります。
「自然派だから大丈夫」と思い込まずに、
成分表示をきちんと確認することが大切です。
唇や顔に直接触れるものだからこそ
口紅は体内に入りやすく、
香料は肌に直接刺激を与えやすい――。
毎日使うものだからこそ、
「発色」や「香りの良さ」だけで選ばず、
未来の肌と体を守る視点を持ちたいですね。
見た目・香りだけでなく「成分」もチェック
美しさを楽しむためのアイテムだからこそ、
安心できるものを選びたいものです。
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◎ミネラル由来の色素
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◎植物由来の天然色素
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◎精油は肌に直接つけず、
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ディフューザーやハンカチに数滴垂らして楽しむ
こうした工夫で「心地よさ」と「安全性」を
両立することができます。
化粧品の香りや色は、
気持ちを明るくしてくれる大切な要素かもしれません。
でも、肌にとっては余分な刺激になることもあるのです。
「かわいい色だから」
「いい香りだから」という理由だけで選ぶのではなく、
「この成分、本当に必要かな?」と立ち止まってみること。
そして、
肌に不要な化学成分をいっさい配合しないという選択肢が
あることを、ぜひ知っていただきたいのです。
安心して笑顔でリップやスキンケアを楽しむために、
成分を見る習慣を意識していきましょう✨
【第1ステップ:実は気がついていない、 お肌に負担がかかっている化粧品をやめる】