美肌ステップ ~第4ステップ-9~

【第4ステップ-9】
カビ毒(マイコトキシン)に要注意
〜パン・コーヒー・ピーナッツが肌荒れの原因に?〜
「カビ毒(マイコトキシン)」という言葉を
聞いたことがありますか?
これはカビが作り出す微量でも有害な毒素で、
私たちの身の回りの食品に「普通に」潜んでいます。
目に見えなくても、少量でも体に入ると、
肝臓や免疫、ホルモン、腸内環境に影響を与え、
肌のくすみ・湿疹・アトピー・ニキビの原因に
なることもあるのです。
代表的なカビ毒と肌への影響
カビ毒の種類 |
主な食品 |
肌や健康への影響 |
アフラトキシン |
ピーナッツ、とうもろこし |
発がん性、肝機能障害、湿疹や炎症の悪化 |
オクラトキシンA |
コーヒー、ワイン、穀類 |
腎臓・肝臓障害、アレルギー誘発、肌荒れ |
ゼアラレノン |
小麦、トウモロコシ |
内分泌かく乱作用(環境ホルモン)による肌トラブル |
トリコテセン類 |
パン、パスタ、穀類 |
粘膜障害、免疫低下、皮膚炎 |
「カビ毒」が体に入ると何が起こる?
① 肝臓の解毒機能がパンク
カビ毒は主に肝臓で処理されます。
しかし、解毒が追いつかないと、
体内に蓄積されて慢性中毒状態に。
これが皮膚にも現れ、慢性的なかゆみ、
アトピー様の炎症、肌の敏感化につながります。
② 腸内環境の悪化
カビ毒は腸内の善玉菌を減らし、
カンジダ菌をはじめとするカビの増殖を招きます。
その結果、リーキーガット→アレルギー・肌荒れ・
免疫の乱れを招く悪循環に。
③ ホルモンバランスの乱れ
ゼアラレノンなどのエストロゲン様毒素は
、女性ホルモンのバランスを狂わせ、
PMSや更年期症状、シミ・ニキビの
悪化にもつながります。
あなたの食生活に潜んでいませんか?
以下の食品を毎日摂っている方は要注意です:
・朝のパン(とくに菓子パン、安価な食パン)
・コーヒー(挽いて長時間保存しているもの)
・ワイン・ビールなどの発酵アルコール
・ピーナッツ・ナッツ類(輸入品や安価なもの)
・お米や穀類を湿気の多い環境で保管している
→ これらの食品は加工・輸送・保管の過程で
カビが繁殖しやすく、気づかないうちにカビ毒を
摂取している可能性があります。
どうすれば防げるの?
〇食品の保管と選び方を見直す
・コーヒー豆は冷凍保存し、開封後は早めに使い切る
・パンやナッツは個包装されたものを選び、
開封後は冷蔵庫へ
・輸入品のピーナッツや安価な加工食品は避ける
・湿気の多いキッチンでは防湿対策を徹底する
〇カビ毒に強い肝臓を育てる
・グルタチオン、NAC、ビタミンC、亜鉛、
セレンなどを 積極的に摂取
・ターメリック(ウコン)、緑茶、
ブロッコリースプラウトもおすすめ
〇腸内環境のケア
・L-グルタミンや乳酸菌、酪酸菌で腸壁を修復し、
バリア機能を守る
・食物繊維と水分で便の排出力を高める
検査でわかる?
「マイコトキシン検査(尿検査)」では、
実際にあなたの体にどのカビ毒が
蓄積しているかを確認できます。
肌荒れや慢性疲労、原因不明の体調不良がある場合、
検査をして「見えない毒」を可視化することが
美肌への近道です。
まとめ
「カビ毒」は現代人にとって静かなる健康リスク。
見えないだけに、気づかず取り込み続けてしまうのが
恐ろしい点です。
特に、スキンケアや食事を頑張っても
肌が荒れる…という方は、
一度「カビ毒」に目を向けてみてください。
美肌を守るためには、
“入れない努力”と“出せる身体づくり”の両方が必要です。