美肌ステップ ~第4ステップ-7~

【第4ステップ-7】
ファスティング(断食)で肝臓をリセット
〜内臓に「休息」を与えることで、解毒力が目覚める〜
現代人の肝臓は、毎日“働きすぎ”です。
化学物質の多い食品、
日用品、飲酒、ストレス、睡眠不足…。
本来、肝臓が担う「解毒・代謝・胆汁生成」の仕事に、
次から次へと“処理待ちの毒素”が押し寄せてきます。
そこで注目されているのが、
ファスティング(断食)です。
「何も食べない」ことが、なぜ美肌や健康に良いのか?
その秘密を、肝臓の働きからひもといてみましょう。
1.ファスティングは“内臓の休日”
肝臓にとって、食事を消化・代謝することは大きな仕事。
特に、脂質やタンパク質の代謝にはエネルギーが必要です。
ファスティング中は食べ物が入ってこないため、
肝臓は消化・代謝にエネルギーを使う必要がなくなります。
すると空いたリソースを使って、
解毒や修復の作業に集中できるのです。
2.オートファジーが働くと細胞が若返る
ファスティングによって
12時間以上食べ物が入ってこないと、
体内では「オートファジー」と呼ばれる
細胞の自己浄化機能が活性化します。
これは、老化した細胞内のタンパク質や
ミトコンドリアを分解・リサイクルする仕組みで、
肝臓をはじめ全身の細胞を“メンテナンス”してくれます。
また、オートファジーは
炎症の抑制や抗酸化にも関係しており、
肌荒れ・くすみ・吹き出物の改善にもつながります。
3.腸内環境・血糖コントロールにも◎
ファスティングは、腸内細菌のリセットにも効果的です。
悪玉菌やカンジダ菌などが過剰に繁殖している場合、
一時的に食物の供給が止まることで、
菌のバランスがリセットされやすくなります。
また、食べないことで血糖値の乱高下が抑えられ、
インスリン分泌が落ち着き、
インスリン抵抗性の改善も期待されます。
4.ファスティングのやり方(初心者向け)
本格的な3日間断食などは、
医師の指導のもと行うべきですが、
まずは日常的に取り入れられる
「プチファスティング」から始めましょう。
🌙 16時間断食(リーンゲインズ法)
・例:夜20時〜翌昼12時まで、固形物を摂らない
・朝は白湯やハーブティー、水分で過ごす
・12時〜20時の間に2食をバランスよく
🌿 ファスティング中のサポート飲料
・酵素ドリンク(合成甘味料や保存料無添加のもの)
・L-グルタミン入りアミノ酸水
・塩(天然塩)を少量なめることで、低血糖・頭痛予防に
5.注意すべきポイント
・低血糖症状が強い方や、妊娠中・授乳中の方には
不向きです。
・ファスティング中に頭痛や倦怠感が出ることも
(好転反応)
・その場合は無理せず中止し、
軽食で回復させてください。
まとめ:食べない時間が、肝臓と肌を整える
“食べないこと”は、
“何かを与えること”と同じくらい大切です。
消化・吸収に追われていた体を休ませ、
自分の体のメンテナンス力を引き出してあげましょう。
ファスティングは、
スキンケアやサプリでは届かない、
体の深い部分からのリセットです。
あなたの肝臓と肌が喜ぶのを、ぜひ体感してみてください。