美肌ステップ ~第4ステップ-6~

【第4ステップ-6】

肝臓の働きを妨げる生活習慣

 

〜「毒をためる毎日」から抜け出そう〜

 

肝臓は、沈黙の臓器と呼ばれます。
どれだけ負担がかかっていても、

なかなか“悲鳴”をあげません。

 

でも、あなたの肌荒れ、慢性的な疲労感、眠りの浅さ…
それらは、「肝臓、助けて!」という

体のサインかもしれません。

 

今回は、知らず知らずのうちに

肝臓にダメージを与えてしまう
「やってはいけない習慣」を取り上げてみます。

 

 


 

1.夜遅い食事・深夜の間食

 

肝臓の解毒活動は寝ている間に活発になります。
この時間に食べ物やアルコールが体内にあると、
肝臓は解毒よりも「消化・代謝」に追われてしまい、

本来の働きができません。

 

 

対策:

 

・夕食は20時までに済ませる

 

・夜食やアルコールは避け、

ハーブティーなどに置き換える

 

 


 

2.過剰な糖質と精製炭水化物

 

白米・パン・お菓子・ジュースなど、

血糖値を急上昇させる食品は、
肝臓にとって「内臓脂肪の材料」になり

脂肪肝をつくります。

 

また、AGEs(終末糖化産物)という毒素ができ、
肝臓の解毒機能を邪魔しながら、

肌の糖化(くすみ・たるみ)を招きます。

 

 

対策:

 

・甘いものは「時間と量をコントロール」

 

・食べる順番は「野菜→たんぱく質・脂質→糖質」

 

 


  1.  

3.アルコールの頻度と量

 

肝臓が最もエネルギーを使って

分解しようとするのが「アルコール」。
週に1〜2回でも、連続での飲酒や深酒

確実に肝臓を疲弊させます。

 

特に女性は、男性よりも肝機能の回復が遅く、
週1回の休肝日では足りない場合もあります。

 

 

対策:

 

・連続飲酒を避け、週3日は完全休肝日を作る

 

・飲むなら週末の1〜2杯、ゆっくり楽しむ

 

・デトックス時は断酒

 

 


 

4.寝不足・睡眠の質の低下

 

「寝ている間」が、肝臓にとっての

最も大切なデトックスタイム
夜更かしやスマホのブルーライトで

睡眠の質が悪くなると、
解毒も排出も止まり、毒素が蓄積されていきます。

 

 

対策:

 

・24時前までには就寝

 

・寝る前のスマホをやめ、暗めの部屋でリラックス

 

・寝る前の深呼吸がおすすめ

 

 


 

5.化学物質の多い日用品

 

合成香料・防腐剤・合成界面活性剤など、
化粧品・洗剤・柔軟剤に含まれる化学物質も、

体内で解毒が必要な“外毒”です。

 

香りの強い柔軟剤やヘアスプレーなどは、

吸入毒として肝臓に負担をかけます。

 

 

対策:

 

肌につけるもの・吸うものの“成分表示”を見直す

 

合成香料フリー・石けんベースの洗浄剤へ切り替える

 

 


 

6.便秘や水分不足

 

便は体の“ごみ出し”。
肝臓がせっかく処理した毒素も、

便が出なければ再吸収されてしまいます

 

さらに水分不足は胆汁の流れを滞らせ、

肝機能の働きにブレーキをかけます。

 

 

対策:

 

・1日1回はお通じを

 

・水を1.5〜2L、常温でこまめに飲む習慣を

 

 


 

7.ストレスの慢性化

 

ストレスホルモン(コルチゾール・アドレナリン)が

増え続けると、
肝臓のたんぱく質代謝や抗酸化能に悪影響を与えます。

 

また、ストレスは腸内環境を悪化させ、
腸→肝臓への「門脈経由毒素」も増えるため、

ダブルで負担に。

 

 

対策:

 

・1日1回、無心になれる時間をつくる

(散歩、瞑想、深呼吸など)

 

・“ストレスを感じない” より、

“感じたら回避する” のが大切

 

 


 

まとめ:「肝臓を助ける生活」に変えていく

 

肝臓は、自分で「休ませて」と言えない臓器です。
だからこそ、

私たちが意識して守ってあげることが必要です。

 

毎日の小さな選択の積み重ねで、
肌も心も軽く、澄んでいきます。

 

 

次回は、肝臓の働きを最大限に引き出す

「ファスティング(断食)」についてお話しします。

お楽しみに!

 

 

 

   
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