知っておくとひどくならない虫刺され

毛虫皮膚炎

 【知っておくとひどくならない虫刺され】

 

 

夏には虫刺されの患者さんが

多くいらっしゃいます。

 

 

虫刺されと言っても

いろいろな種類がありますが、

 

 

今回はかゆみが強い

毛虫皮膚炎についてです。

 

 

急にプツプツとした

赤みの強い湿疹が

 

 

集まって出現したら

毛虫皮膚炎を疑いましょう。

 

 

チャドクガという毛虫の

毛(毒針)が

刺さって皮膚炎をおこすものです。

 

 

知らないで毛虫の近くに行くと

毛が刺さるのはわかりますが、

 

 

多くの患者さんは

毛虫なんて見たことがないと

おっしゃいます。

 

 

実は毛虫が近くにいなくても

風で毒針が飛んで来たり

 

 

外に干してある洗濯物に

毒針が付着して、

 

 

その服を着た時に

皮膚炎を起こすのです。

 

 

毛虫皮膚炎だ!と気がついたら

すぐに毒針を除去すると

症状を和らげることができます。

 

 

粘着テープを貼って

ビリッとはがし、

その後流水で洗いましょう。

 

 

そして皮膚科を受診してください。

少し強めの軟膏が必要です。

 

 

気が付かないで

かゆくてかいていると

 

 

毒針が皮膚の奥に入りこんで

炎症がひどくなります。

 

 

毛虫皮膚炎の怖いところは

放置しておくと、

 

 

体中に発疹が

拡がっていくことです。

 

 

かゆみの強い発疹が現われたら

毛虫かも?と疑って

応急処置をしましょう。

 

 

そして早めに皮膚科を受診することを

お勧めします。

 

 

毛虫皮膚炎

 写真は『虫と皮膚炎』(夏秋優先生著 秀潤社)より

 

   
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