美肌ステップ ~第2ステップ-9~

【第2ステップ-9】
今日からできる!自律神経を整える習慣10選
〜暮らしを変えれば、肌も変わる〜
ここまで8つのステップで、
自律神経の乱れがいかに肌に影響を
与えているかを見てきました。
自律神経は、
私たちの意志とは関係なく24時間働き続ける
「自動調整機能」ですが、
実は、日常の小さな習慣の積み重ねで
整えることができます。
「肌の調子が悪い」「疲れやすい」「眠りが浅い」
──そんな不調の根本にあるのは、
自律神経のバランスかもしれません。
ここでは、自律神経を整え、
副交感神経を優位に導く10の実践法をご紹介します。
すべて、今日からすぐに始められるものばかりです。
自律神経を整える習慣10選
① 朝起きたら「日光」を浴びる
朝の光は、体内時計をリセットし、
交感神経をスムーズにオンにしてくれます。
起きたらすぐにカーテンを開けて、
1〜3分だけでも自然光を浴びること。
メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌もリセットされ、
夜も眠りやすくなります。
私は窓ガラスにUVカットフィルムを貼って、
思いっきり朝日を浴びています。
② 「ゆっくり深呼吸」を1日3回
現代人は、
ストレスやスマホの影響で浅い呼吸になりがち。
自律神経の調整に最も簡単で効果的なのが
腹式呼吸です。
5秒で吸って、10秒で吐く「1:2の呼吸」を
1日3セット行うだけで、副交感神経が刺激され、
気持ちも肌も落ち着きます。
私は寝る前、思いっきり吸って呼気がなくなるまで
極限まで吐き切ることを3回繰り返してから
ベッドに入ります。
③ 湯船に浸かる習慣を
38〜40℃のぬるめのお湯に15分程度つかると、
体温と共に副交感神経が優位になります。
寝る1時間前の入浴が理想的。
シャワーだけの日が続くと
交感神経ばかりが優位になり、
肌の再生力や免疫も落ちやすくなります。
④ 眠る1時間前は「デジタルデトックス」
スマホやパソコンからのブルーライトは、
メラトニンの分泌を妨げ、眠りの質を悪くします。
就寝1時間前は照明を暗くし、
テレビ・スマホをオフにして脳をクールダウン。
肌の再生が始まる「深い眠り」へ
スムーズに入る準備になります。
⑤ 「香り」でリラックススイッチを入れる
アロマの香りは嗅覚を通して脳にダイレクトに届き、
自律神経の調整に役立ちます。
特にラベンダー・ベルガモット・ネロリなどは
副交感神経を高める代表的な香りです。
寝室やバスルームに取り入れてみましょう。
⑥ 血糖値の乱高下を避け、タンパク質をしっかり
血糖値が安定すると、自律神経が乱れにくくなります。
タンパク質をしっかりとることが必要で、
神経伝達物質(セロトニンやドーパミン)の
材料にもなり、メンタルも安定します。
食べる順番は野菜→たんぱく質、脂質→
20~30分待って→炭水化物で
血糖値の上昇を防ぎましょう。
食事が済んだらすぐに筋トレと有酸素運動を
30分ほどすると血糖値が安定します。
⑦ 寝る前の「今日の感謝」習慣
1日3つ、「ありがとう」と
思えたことを振り返るだけで、
ストレスホルモンが減り、
副交感神経が優位になります。
神経は「思考」と深くつながっています。
小さな幸せを毎晩味わうことが、
脳と肌をリラックスさせてくれます。
⑧ 「リズム運動」で脳内セロトニンを増やす
ウォーキング、軽いジョギング、ダンス、
その場でジャンプを繰り返すなど、
一定のリズムを繰り返す運動は、
セロトニン神経を活性化させます。
朝の散歩や軽いストレッチから
始めてみましょう。
⑨ お腹を温める
自律神経の中枢は「腸」とも深く関係しています。
腹巻き・湯たんぽ・白湯などで、
お腹をじんわり温めると、
血流が腸管に集まり、
副交感神経が高まりやすくなります。
女性の冷え・肌荒れにも効果的です。
⑩ 「頑張りすぎない」ことを自分に許す
完璧を求めすぎると、
常に交感神経が緊張しっぱなしに。
「今日できなくてもいい」「明日またやろう」
そう自分に言ってあげられると、
肌も、心も、ふっと緩みます。
“肌は、心と生活の鏡”
自律神経は、感情、食事、光、音、姿勢など、
日常のあらゆる要素に影響を受けています。
そしてそれは、そのまま肌にも現れてきます。
自分を追い詰めるのではなく、
整える・ゆるめる・育てるという視点で、
心と体を整えること。
その積み重ねが
「何をしても治らなかった肌トラブル」を
根本から変えていく第一歩です。